
ねじれた光で量子コンピュータを冷凍庫から解放:Stanfordがシリコン+MoSe₂のナノチップで光子と電子を室温でもつれさせる
2026年5月28日、Stanford大学の材料科学者Jennifer Dionne教授とポスドク研究員Feng Pan氏が、ナノスケール光学デバイスでねじれた光(twisted light、軌道角運動量を持つ光)を使い、光子と電子のスピンを室温でもつれさせることに成功したとNature Communicationsに発表した。これまで量子デバイスは絶対零度近く(マイナス273度近辺)の極低温が必須とされてきたが、Stanfordのチームはシリコン基板にモリブデンジセレナイド(MoSe₂)という2次元半導体を組み合わせたナノチップで、量子通信に不可欠な光子-電子もつれを室温で実現。量子コンピュータ、量子通信、AIプラットフォームを研究室の特殊装置から日常デバイスの一部に変える可能性を持つ画期的成果となる。

