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「IONQ」の検索結果: 14件

別々の量子ドット間で初の光子テレポーテーション、ローマの2棟をつなぐ270m空中リンクが示す半導体量子インターネットの輪郭
量子2026.07.05

別々の量子ドット間で初の光子テレポーテーション、ローマの2棟をつなぐ270m空中リンクが示す半導体量子インターネットの輪郭

2026年4月30日、独パーダーボルン大学とイタリアのサピエンツァ大学ローマ校を中心とする国際チームが、別々の半導体量子ドットから発生させた光子の偏光状態を、270mの自由空間光リンクを介してテレポートさせることに初めて成功したと発表した。論文はNature Communications誌に掲載された。半導体ベースで構築可能な量子ネットワーク、量子中継、ひいては量子インターネットに向けた要素技術が一段近づいたとみられる成果である。

20量子ビットがAIに与えた20%の精度向上、UCLが示したカオス予測の実用的量子優位性
量子2026.07.05

20量子ビットがAIに与えた20%の精度向上、UCLが示したカオス予測の実用的量子優位性

2026年4月17日、ロンドン大学カレッジ(UCL)のMaida Wangらの研究チームがScience Advances誌に発表した研究で、量子コンピュータと古典AIを組み合わせたハイブリッド手法が、流体力学などの時空間カオス系の予測精度を従来AIモデル比で約20%向上させ、必要メモリを数百分の1に削減したと報告された。気象、血流、風力発電など実世界の非線形系への応用が視野に入る成果とみられる。

古典スパコンが量子コンピュータに肉薄:JülichとNVIDIAが欧州初エクサスケールJUPITERで50量子ビット完全シミュレーションを達成、48量子ビット記録を更新
量子2026.07.04

古典スパコンが量子コンピュータに肉薄:JülichとNVIDIAが欧州初エクサスケールJUPITERで50量子ビット完全シミュレーションを達成、48量子ビット記録を更新

2025年11月7日に独Jülich Supercomputing Centre(JSC)とNVIDIAの共同研究チームがarXivに論文を公開し、2026年5月11日にScience Daily等のサイエンスメディアが大々的に報道した。欧州初のエクサスケールスーパーコンピュータJUPITER上で、汎用量子コンピュータ50量子ビットの完全シミュレーションに世界で初めて成功。2022年にJülichチーム自身がK(京)コンピュータで樹立した48量子ビットの世界記録を更新した。シミュレーション速度は前記録の16.6倍に達した。量子コンピュータが自分自身を超える前に、古典スパコンが量子の真似をどこまでできるかを示す重要な指標で、量子アルゴリズムの検証と量子優位性ベンチマーク設計に直結する成果。

ねじれた光で量子コンピュータを冷凍庫から解放:Stanfordがシリコン+MoSe₂のナノチップで光子と電子を室温でもつれさせる
量子2026.07.01

ねじれた光で量子コンピュータを冷凍庫から解放:Stanfordがシリコン+MoSe₂のナノチップで光子と電子を室温でもつれさせる

2026年5月28日、Stanford大学の材料科学者Jennifer Dionne教授とポスドク研究員Feng Pan氏が、ナノスケール光学デバイスでねじれた光(twisted light、軌道角運動量を持つ光)を使い、光子と電子のスピンを室温でもつれさせることに成功したとNature Communicationsに発表した。これまで量子デバイスは絶対零度近く(マイナス273度近辺)の極低温が必須とされてきたが、Stanfordのチームはシリコン基板にモリブデンジセレナイド(MoSe₂)という2次元半導体を組み合わせたナノチップで、量子通信に不可欠な光子-電子もつれを室温で実現。量子コンピュータ、量子通信、AIプラットフォームを研究室の特殊装置から日常デバイスの一部に変える可能性を持つ画期的成果となる。

攻めと守りを同日に加速、Trump政権が6月22日に量子振興令とPQC令を同時署名、QC-ADDSで科学級量子計算機構築へ
量子2026.07.01

攻めと守りを同日に加速、Trump政権が6月22日に量子振興令とPQC令を同時署名、QC-ADDSで科学級量子計算機構築へ

2026年6月22日、Trump大統領は量子技術に関する2本の大統領令に同日署名した。1本はUshering in the Next Frontier of Quantum Innovation(EO 14413、量子イノベーション令)で、科学的発見と商業応用を可能にする強力な量子コンピュータを米国に構築するよう指示する内容である。もう1本はSecuring the Nation Against Advanced Cryptographic Attacks(EO 14412、PQC令)で、連邦システムの耐量子暗号(PQC)移行を義務化する。同日発表は、暗号を破る側の能力と、破られる側の防御を同時に加速させる姿勢を明確に示すものと位置づけられている。量子センサー・ネットワークの5年以内の実戦配備、国内人材育成、サプライチェーン確保も含まれる包括的な内容となっている。

魔法の調合(マジック状態)はもう要らないQuEra・Los Alamosの新アーキテクチャが量子シミュレーションのコストを250倍下げ、1,500量子ビットで実用領域に到達
量子2026.07.01

魔法の調合(マジック状態)はもう要らないQuEra・Los Alamosの新アーキテクチャが量子シミュレーションのコストを250倍下げ、1,500量子ビットで実用領域に到達

2026年6月1日、QuEra Computingとロスアラモス国立研究所(LANL)の共同研究チームがPRX Quantum誌にtransversal STAR(Space-Time Efficient Analog Rotation)アーキテクチャを発表した。中性原子ハードウェアと共同設計した量子シミュレーション用フレームワークで、誤り耐性量子計算で最もコストが高かったマジック状態の精製と離散ゲート合成を一気に省くことで、計算速度を250倍に高速化、必要物理量子ビット数を1,500〜3,000まで圧縮した。これまでの量子シミュレーションロードマップが10万量子ビット級の完全なフォールトトレラント機を待つ前提だったのに対し、数千量子ビットで実用領域に橋を架ける現実的な道筋を示した点が最大の凄さ。2028年にAWS Braket経由で提供予定のQuEra初のフォールトトレラント機Libraに組み込まれる予定で、量子シミュレーションの実用化時期が一気に前倒しされる可能性がある。

98物理量子ビットから94論理量子ビットを絞り出す:Quantinuum Heliosが示したiceberg符号の極限効率、ブレイクイーブン超えと量子磁性シミュレーション
量子2026.07.01

98物理量子ビットから94論理量子ビットを絞り出す:Quantinuum Heliosが示したiceberg符号の極限効率、ブレイクイーブン超えと量子磁性シミュレーション

2026年3月初頭、Quantinuumとその共同研究者らが、98物理量子ビットのイオントラップ量子プロセッサHelios上で、最大94の誤り検出論理量子ビット(または48の誤り訂正論理量子ビット)を生成し、論理量子ビットが物理量子ビットを上回るブレイクイーブン超えを達成したとarXivに論文を公開した。さらに64論理量子ビットを使って3次元XYモデルの量子磁性シミュレーションを実行し、古典計算機では困難な領域に踏み込んだとしている。物理量子ビット対論理量子ビットの比は誤り検出で約1:1、誤り訂正で約2:1という極限の符号化効率を、iceberg符号と連結符号で実現した。論理ゲートエラー率は約10⁻⁴を達成。誤り耐性量子計算の本格時代に向けた重要なマイルストーンとなる。

物理量子ビット2個で論理量子ビット1個:QuEra・Harvard・MITが中性原子で誤り訂正の効率を桁違いに塗り替え、テラクオップ領域へ
量子2026.07.01

物理量子ビット2個で論理量子ビット1個:QuEra・Harvard・MITが中性原子で誤り訂正の効率を桁違いに塗り替え、テラクオップ領域へ

2026年4月20日、QuEra Computing、ハーバード大学、MITの共同研究チームが、中性原子量子コンピュータ向けに設計した超高レートqLDPC符号で、論理エラー率を約1.3×10⁻¹³(テラクオップ領域)まで下げる成果をarXivに発表した。物理量子ビット2個で論理量子ビット1個という符号化効率は、これまでの表面符号(1論理あたり数百〜数千の物理量子ビット)から桁違いの効率改善を意味する。誤り耐性量子計算に必要なハードウェア規模を一気に圧縮できる可能性を示しており、Q-Dayの時間軸前倒しと、実用的な量子コンピュータの実現時期を大幅に早める可能性を持つ。

論理エラー率を最大800倍下げた:Microsoft/Quantinuumがイオントラップで示した誤り訂正の最前線、Q-Dayをさらに引き寄せる
量子2026.07.01

論理エラー率を最大800倍下げた:Microsoft/Quantinuumがイオントラップで示した誤り訂正の最前線、Q-Dayをさらに引き寄せる

2026年6月、MicrosoftとQuantinuumの共同研究チームが、イオントラップ量子コンピュータ上で論理エラー率を物理回路ベースラインに対して11倍から800倍改善したという成果をNature誌に発表した。論文タイトルはImproved quantum processor logical error rates via correction and detection。12量子ビット符号(Knill着想)と16量子ビット4次元tesseractカラー符号を、誤り検出とポストセレクションと組み合わせ、最大12論理量子ビットを扱う回路で論理誤り率を劇的に下げた。2024年4月に初報告された結果が、約2年を経てNatureの査読を経て正式に学術的に裏付けられた形となる。Q-Day(量子コンピュータが現実の暗号を破る日)を引き寄せる材料の1つとして、業界の時間軸を書き換える成果と位置づけられる。

欧州量子コンピューティングの新拠点ナポリへ:ClassiqとTEA TEK Groupが旧Whirlpool工場跡地に128量子ビット級のQaaSハブを構築
量子2026.06.30

欧州量子コンピューティングの新拠点ナポリへ:ClassiqとTEA TEK Groupが旧Whirlpool工場跡地に128量子ビット級のQaaSハブを構築

2026年6月24日、イタリア・ミラノおよびナポリで、量子コンピューティングソフトウェア大手のClassiqとイタリアのテクノロジー企業TEA TEK Groupが、欧州有数の量子コンピューティング・ハブをナポリに設立する数百万ユーロ規模の戦略的パートナーシップを発表した。旧Whirlpool工場跡地に量子ハードウェアとClassiqのソフトウェアプラットフォームを統合した128量子ビット級のQuantum as a Service(QaaS)環境を構築し、2026年末のサービス開始を予定している。欧州が主権的な量子テクノロジースタックを構築する動きの象徴であり、米中の量子覇権競争に対する欧州の本格的な巻き返しが見え始めた。

Googleと違う配線で勝負した中国:Zuchongzhi 3.2が示したマイクロ波だけで量子誤り訂正の閾値を超える方法
量子2026.06.29

Googleと違う配線で勝負した中国:Zuchongzhi 3.2が示したマイクロ波だけで量子誤り訂正の閾値を超える方法

2025年12月22日、中国科学技術大学(USTC)の潘建偉(パン・ジエンウェイ)氏らの研究チームが、107量子ビットの超伝導量子プロセッサZuchongzhi 3.2において、全マイクロ波制御による漏れ抑制アーキテクチャを実装し、距離7の表面符号で量子誤り訂正の閾値を下回ったことをPhysical Review Letters誌に発表した。論文は同誌のEditors' Suggestion(編集者推薦)に選ばれ、表紙論文を飾った。Googleが2024年12月にWillowで達成した同等の成果を、まったく異なる制御経路で実現した点が要諦になる。

測れないはずの量子ビットをついに測った:QuTechとCSICがMajoranaの非局所状態を量子キャパシタンスで読み解く
量子2026.06.29

測れないはずの量子ビットをついに測った:QuTechとCSICがMajoranaの非局所状態を量子キャパシタンスで読み解く

2026年2月11日、オランダのQuTech(デルフト工科大学)とスペインのCSIC(国立研究評議会)を中心とする国際研究チームが、Majorana量子ビットの状態を1回の測定で読み取る単一ショット読み出しに初めて成功したとNature誌に発表した。トポロジカル量子計算の最大の実験的課題だった非局所量子状態の測定問題に、量子キャパシタンス法という新手法で答えを出した成果である。

QuTech・CSICがMajorana量子ビットの単一ショット読み出しに成功 トポロジカル量子計算の長年の壁を突破
量子2026.06.29

QuTech・CSICがMajorana量子ビットの単一ショット読み出しに成功 トポロジカル量子計算の長年の壁を突破

2026年2月11日、オランダのQuTechとスペインのCSICを中心とする国際チームが、ノイズに強いと期待されるMajorana量子ビットの状態を1回の測定で読み取ることに初めて成功したとNatureに発表。量子計算の長年の課題だった測れない量子ビットをどう測るかという問題に、量子キャパシタンスという新手法で答えを出した。

Caltechが6,100量子ビットの記録的配列を実現 中性原子方式が一気に大規模化へ
量子2026.06.29

Caltechが6,100量子ビットの記録的配列を実現 中性原子方式が一気に大規模化へ

2025年9月24日、米カリフォルニア工科大学(Caltech)のチームがNature誌に論文を発表。レーザーで作った光のピンセットでセシウム原子6,100個を格子状に並べ、中性原子方式の量子ビット数を一気に塗り替えた。これまで同方式は数百個が上限で、ケタ違いのスケールアップとなる。

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